地域農業を革新する6次産業化ビジネスモデルの構築

課題名 地域農業を革新する6次産業化ビジネスモデルの構築
課題番号 2013023014
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 高橋明広
細山隆夫
関野幸二
室岡順一
相原貴之
協力分担関係 岡山県農林水産部農村振興課
JA岡山中央営農農政部
岡山県農林水産総合センター農業研究所
大阪府立環境農林水産総合研究所
大阪府 南河内農と緑の総合事務所
研究期間 2011-2015
年度 2013
摘要 地域農業のビジネスモデル構築に関しては、a) 園芸作ビジネスモデルについて、贈答用リンゴをターゲットに商品解説等の情報を記載した「おすそ分け袋」を同封することで、おすそ分けを受けた消費者に対しても商品情報の伝達が可能になり、購買意欲喚起の効果があることを明らかにした。b) 直売所ビジネスモデルについて、新ビジネスとして、「地元農産物集荷・加工・販売配達支援システムを用いたカ ット野菜販売」、「需給調整型販売」、「出張直売」、「有機農産物等の販売」を提示し、それらを採用することで、生産・販売体制の効率化、店頭商品の品揃えの充実、新規顧客の開拓が可能になることを提示した。これら新ビジネスを採用した直売所では、売れ残りが問題化していた野菜をカット野菜に加工することで、品揃え品目の拡大と販売率の安定化を実現した。c) 出張直売方式について、週一回定期 的に実施すれば、売上高が約5,000万円の中規模直売所において約1割の売上増が期待できることを明らかにした。d) 水田作ビジネスモデ ルについて、米の直接販売に取り組む稲作経営における経営データの分析を通じて、極良食味で生産量が限られた希少な品種を核に、大量購入する事業者には同品種のブレンド商品の手頃な価格での供給、また消費者向けには単一品種商品として差別化することで1.5倍ほど高 いプレミアム価格を可能とするなど、顧客に応じた商品戦略と価格戦略により大量販売と高収益が実現できることを明らかにした。
このほか、a) 「人・農地プラン」に沿って規模拡大を図り作業効率向上やコスト低減の実現等を可能にする農地の面的集積を支援するた め、担い手への農地の面的集積や集落営農の取組を進める先進事例の分析を踏まえ、地域条件(農地流動化の進展状況及び農地利用に関する地域調整・合意形成の状況)に応じた5つの方式を提示した。
カテゴリ 有機農産物 加工 管理システム 規模拡大 経営管理 水田 低コスト 品種 良食味 りんご 輪作

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