| 課題名 | 乳牛の泌乳曲線平準化を核とする省力的な群管理技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2013023034 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
早坂貴代史 |
| 協力分担関係 |
家畜改良事業団 家畜改良センター新冠牧場 雪印種苗 北海道酪農検定検査協会 十勝管内農協 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2013 |
| 摘要 | 泌乳曲線を平準化するための牛群改良手法の開発に関しては、初産の泌乳持続性(LP)による選抜が305日乳量、体細胞数ともに最適な改良効果をもたらすことを明らかにした。また、LPの改良により、乳房炎及び肢蹄病の増加を抑制しながら泌乳能力の改良が可能であることを見出すとともに、泌乳曲線の形状を改良しても繁殖性の改善が期待できないことを明らかにした。 泌乳期の栄養生理指標に関しては、ラクトフェリンは乳腺上皮の細胞増殖を抑制すること、間質の細胞増殖を促進することを明らかにし、LPに対して抑制的に働くことを見出した。 省力化牛群管理技術に関しては、a) 乾乳期間を30日に短縮すると、初産牛では次乳期305日乳量が減少するが、2産以上の牛ではピーク乳 量が低くなるものの泌乳中後期の乳量にはほとんど影響せず、次乳期の305日乳量、乳成分率及び乳中体細胞数に差はなく、2回以内授精受胎率も高くなることを明らかにした。b) 高ピーク乳量型の乳牛は血中遊離脂肪酸濃度が高いこと、高持続性型の乳牛は産次の影響から血 中リン濃度が高いことを認めた。泌乳牛の群管理については、産次の違い、特に初産牛と2産以上の牛との群分けを優先すべきであること 、高いLPの乳牛は飼料利用性の高い一乳期1群管理に適していることを明らかにした。また、畑作酪農地域の一乳期1群管理における給与飼料の標準TDN含量は、305日乳量9,000kg水準で72.5%、同9,500kg水準で72.9%、同10,000kg水準で73.2%と推定した。c) 十勝地域酪農家 を対象に調査し、高LPの乳牛群を飼養する酪農経営ほど乳房炎罹患率や乳房炎治療費又は全疾病に対する治療費が低いことを見出した。 |
| カテゴリ | 育種 管理技術 経営管理 飼育技術 省力化 飼料利用性 乳牛 繁殖性改善 |