課題名 | 暖地多発型の侵入・新規発生病害虫の発生予察・管理技術の開発 |
---|---|
課題番号 | 2013023089 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
松村正哉 |
協力分担関係 |
沖縄農研 岡山大 浜松医大 鹿児島農総セ 宮崎総農試 三重農試 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2013 |
摘要 | 侵入・移動性害虫の広域移動予測モデルの高度化に関しては、a) 日本国内で根絶されたミカンコミバエについて、気流に乗った海外からの再侵入のリスク指数をリアルタイムに提供するソフトウェア「ミカンコミバエ飛来解析システム」を開発した。b) ヒメトビウンカの殺 虫剤抵抗性の遺伝様式について、イミダクロプリド抵抗性は劣性の主動遺伝子支配であること、フィプロニル抵抗性は量的遺伝形質であることを明らかにした。 新興・再興病の早期検出手法の開発に関しては、イネ南方黒すじ萎縮ウイルスについて、バイロプラズム融合タンパク質を抗原として作製したVIP1-GST抗体が本ウイルスと高い反応性を示すことを見出し、抗体希釈倍率やコンジュゲートの作製法などを検討して、ELISA法によ る簡易検出法を確立した。 顕在化病害を対象とした生産工程管理マニュアルに関しては、イネ紋枯病の自然発生圃場における試験から、中干し処理を行うことによって、穂ばらみ期以降のイネ紋枯病の発病程度を常時湛水処理に比べて低減できる可能性を認めた。 |
カテゴリ | 害虫 管理技術 抵抗性 ヒメトビウンカ |