6 長期貯蔵性に優れたポテトチップ用馬鈴しょ品種の開発強化

課題名 6 長期貯蔵性に優れたポテトチップ用馬鈴しょ品種の開発強化
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
研究分担 研究部
作物育種グループ
研究期間 継 、平成23~27
年度 2013
摘要 目的:ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持ち、長期低温貯蔵条件下やエチレン貯蔵において高品質なポテトチップ用品種の開発を強化する。
、成果:
、 a 長期貯蔵性系統の選抜試験:実生個体選抜では19組合せ13,732個体の塊茎を得た。第二次個体選抜試験では20組合せ209個体、系統選抜試験では6組合せ27系統、生産力検定予備試験では4組合せ5系統を選抜した。前期生産力検定試験では長期貯蔵向け系統「K08027-13」を「北系57号」として選抜した。
、 b ジャガイモシストセンチュウ抵抗性選抜試験:DNAマーカーにより第二次個体選抜世代の20組合せ359個体が抵抗性と判定された。
、 c 育成系統のエチレン貯蔵適性検定試験:平成24年産塊茎による6月および8月(最終調査)の検定において、「リラチップ(北育15号)」、「北育21号」がいずれの検定においても「スノーデン」より高いアグトロン値であった。特に「北育21号」は、「きたひめ」に近いアグトロン値およびグルコース含量であり、芽取り作業にも大きな問題はないと考えられ、「北育15号」とともに6月の原料としての可能性が示唆された。「北系47号」および「北系48号」は平成24年度をもって試験を中止した系統であるが、母本利用のためのデータ蓄積を目的として供試し、「北系48号」がいずれの検定においても「スノーデン」並かやや高いアグトロン値であった。また「北系53号」が、3月の検定において「スノーデン」、「きたひめ」並のアグトロン値であった。
、 d 導入遺伝資源の特性評価:平成22年度導入分については、収量性や塊茎の内部品質の面から「Beacon Chipper」および「Jaqueline Lee」が有望と思われる。しかしながら、いずれの系統も3月のポテトチップ検定ではアグトロン値が「トヨシロ」より低かった。平成20年導入分については、3年間の結果から「F99009」、「MSK061-4」が長期貯蔵性に優れたポテトチップ用母本として特に有望と考えられた。
カテゴリ 遺伝資源 長期保存・貯蔵 DNAマーカー 抵抗性 ばれいしょ 品種

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