課題名 | 1牧草新品種育成試験 、(3) 多様な地域の飼料生産基盤を最大限活用できる飼料作物品種の育成 |
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研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場 |
研究分担 |
研究部 作物育種グループ |
研究期間 | 完 、平成23~25年 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:耐倒伏性と混播適性に優れるチモシー中生系統の諸特性を明らかにし、品種化を図る。耐倒伏性と葉枯性病害抵抗性に優れるアルファルファ早生系統の品種化に資するため、網走地域における適応性を明らかにする。 、成果:チモシー中生2系統「北見30号」、「北見31号」の播種後3年目の調査を行った。 、 播種後3年目の年間合計乾物収量は、「北見30号」は「アッケシ」比112%、「北見31号」は同比105%といずれも多収であった。倒伏程度は「北見30号」は「アッケシ」より有意に低く、「北見31号」は同程度であった。斑点病罹病程度は、いずれも「アッケシ」並みの低い罹病程度を示した。マメ科牧草(アカクローバ「ナツユウ」またはシロクローバ「ソーニャ」)混播条件における草種別の年間合計乾物収量は、「北見30号」、「北見31号」ともにチモシーが「アッケシ」より高く、チモシーとマメ科牧草との合計でみても「アッケシ」より高い収量を示した。熟期がアッケシと同じ中生の早で、混播適性、耐倒伏性ともに優れる「北見30号」が本年度北海道優良品種に認定された。 、 アルファルファ早生2系統「北海5号」、「北海6語」の播種後4年目の調査を行った。「北海5号」は、倒伏程度が各番草とも「ハルワカバ」より低く、そばかす病罹病程度は2、3番草において「ハルワカバ」より低かった。「北海5号」の年間合計乾物収量は「ハルワカバ」比113%と多収であった。「北海6号」は、倒伏程度は1、2番草において「ハルワカバ」並であったが、そばかす病罹病程度は2、3番草において「ハルワカバ」より低く、年間合計乾物収量は、「ハルワカバ」比120%と極めて多収であった。そばかす病に強く多収な「北海6号」が本年度北海道優良品種に認定された。 |
カテゴリ | アルファルファ 飼料作物 新品種育成 そば 播種 病害抵抗性 品種 |