課題名 | 1牧草新品種育成試験 、(5) ヘテロティック育種母集団の構築によるチモシー多収品種の開発 |
---|---|
研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場 |
研究分担 |
研究部 作物育種グループ |
研究期間 | 完 、平成25年 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:多収性品種を効率的に創出できる相反循環選抜法のチモシー育種現場への組み込みを目的に、10%/10年を改良目標値として、育種母集団のDNAマーカー多型解析、ヘテロティックグループの構築と材料養成および改良選抜法のモデル解析を行う。 、成果:選抜シミュレーションの結果から、収量性の遺伝獲得量を低下させずに、相加効果を増加させるためには、DNAマーカーを用いて2つの群に分けた材料を、一方の群で、特定組合せ能力を評価・選抜するトップ交配後代検定(花粉親=他群)を実施し、他方で相加効果を主に改良する多交配後代検定を実施する方法が適当であることが示された。育種事業で得られたデータから推定した収量の改良効果は、10%/10年を達成できると見込まれた。親栄養系の解析から、母材間の遺伝距離(GD)が高い(あるいは低い)組合せを選抜し、試作系統を合成し、「北系13302」(高GD)、「北系13303」(低GD)と命名した。基礎集団から選抜した96個体の解析結果から、ヘテロティックグループの候補として37個体を選定した。DNAマーカー多型解析によりヘテロシスの発現が期待される材料群を養成することができた。加えて、DNAマーカー多型から花粉親を推定できる可能性を見出した。 |
カテゴリ | 育種 新品種育成 多収性 DNAマーカー 品種 |