新奇・難防除病害虫の効率的防除技術の開発 

課題名 新奇・難防除病害虫の効率的防除技術の開発 
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 作物保護科
果樹研究所病害虫科
研究期間 継H23~H26
年度 2013
摘要  様々な病害虫について、現地の診断依頼を通じ、発生時期や薬剤効果の確認及び効果的な使用時期を調査検討した。また、特殊資材によるほ場環境の変化を利用した発病低減効果を検討した。主な病害虫は以下のとおりである。 
、 1)施設栽培トマトで、Tomato chlorosis virus(ToCV)によるトマト黄化病を確認した。2)フェロモントラップでマメシンクイガの発生消長を調査し、被害を軽減する防除適期を推定した。3)本県で流通量の多い培土について、苗立枯細菌病の発病度に差のないことを確認した。4)イネ苗立枯細菌病の一部で、チラウム・ペフラゾエート水和剤の防除効果が低かった。5)イネもみ枯細菌病は、高い確率でオキソリニック酸耐性菌であるが、代替剤で防除可能であることを確認した。6)夏秋トマト栽培終了後のカーバムナトリウム塩液剤による古株枯死処理で、ハクサイダニ休眠卵のふ化率が低下し、その後に定植したシュンギク、コマツナへの本種の寄生も少なかった。7)アスパラガスのツマグロアオカスミカメの防除適期は、幼虫が急増する7月6半旬から8月3半旬頃と考えられた。8)さやいんげんのアズキノメイガの防除時期は、産卵確認後から食入開始前と考えられた。9)ネギのロビンネダニに対するブプロフェジン水和剤およびフルフェノクスロン水和剤の効果が認められた。10)ユキヤナギハマキフシダニによる葉縁巻被害を抑制する防除時期を特定した。11)キクのミカンキイロアザミウマの殺虫効果は、スピネトラム水和剤、エマメクチン安息香酸塩乳剤が高かった。12)シンテッポウユリ連作障害では、Fusarium oxysporumの関与が考えられた。13)アスパラガス新改植ほ場で、土壌pH強制の転炉スラグを施用後定植した2年株の立枯症状抑制効果は確認できなかった。また、2年目の生育期間を通して目標pHを維持できなかった。14)モモせん孔細菌病の抗生物質に対する感受性について明らかにした。
カテゴリ アスパラガス 改植 害虫 きく こまつな 栽培技術 さやいんげん 施設栽培 しゅんぎく せん孔細菌病 耐性菌 トマト ねぎ ネダニ はくさい フェロモン 防除 マメシンクイガ もみ枯細菌病 もも 薬剤 ゆり 連作障害

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