課題名 | 系統豚を利用した高品質豚肉生産技術の確立 、(1)系統豚の維持に関する試験 、ア 維持集団における近交係数の変化に伴う各能力の変化 |
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研究機関名 |
神奈川県農業技術センター畜産技術所 |
研究期間 | 継平成15~27年度 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:新たな国際環境に対応し、輸入豚肉価格に対抗できる低コスト生産を推進するため、平成7 年度から繁殖能力、強健性に優れたランドレース種の系統造成を開始し、14 年度に完成、15 年度から維持を開始した。今後は集団の血縁係数、近交係数の上昇を抑制しつつ、改良された高い能力を保持することを目的とする。 、成果:維持集団の大きさは認定時と同じ種雄豚10頭、種雌豚35頭とした。平成25年度は雄5頭、 雌16頭を更新したことに伴い 血縁係数は26.82%、 近交係数は10.77%となり、認定時より4.96ポイント、3.52ポイント上昇した。一腹平均総産子数は10.2頭で認定時と同等だった。子豚平均体重は生時1.5kg、3週齢6.3kg、8週齢20.0kgで、認定時と比較し3週齢0.5kg、8週齢0.7kg重くなっている。 、25年度調査豚の一日平均増体重は雄814.6g、雌795.9gで認定時より40.2g、11.3g軽くなっている。 100kg到達日齢は雄150.6日、雌152.3日で認定時より3.0日、8.9日短縮している。体長は雄112.4cm、雌112.4cmで認定時と比べ0.8cm、1.1cm短くなっている。強健性の指標とした管囲は雄18.3cm、雌17.4cmで認定時と比べ0.7cm、0.5cm太くなっている。 |
カテゴリ | 低コスト 繁殖性改善 豚 |