11 水稲種子等高能率消毒装置の開発

課題名 11 水稲種子等高能率消毒装置の開発
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 生物資源G
研究期間 継H24~26
年度 2013
摘要 目的:水稲の種子消毒作業において、化学合成農薬を使用しない温湯消毒法が開発され普及にいたっている。環境保全型農業への関心が高まる中、温湯消毒は農薬と異なり廃液処理の必要がなく、社会的ニーズに合致した技術であるが、水温を高温に維持するためにエネルギーコストがかかること、処理種子を保存するには乾燥の工程を要することが問題である。そこで、これらを解決するために過熱水蒸気を利用した水稲種子消毒装置を試作し、その病害防除効果を検討する。
、成果:減圧接種籾に対する蒸気処理では、蒸気処理1、2、4区で対照の温湯消毒以上かつ化学農薬と同等の殺菌効果および発病抑制効果が認められた。開花期接種籾に対する蒸気処理では、すべての蒸気処理区で、殺菌効果および発病抑制効果が認められず、対照の温湯消毒に劣る結果であった。開花期接種では減圧接種に比べて、菌が種子の内部まで感染すると考えられることから、今回の条件での蒸気処理は種子表面の殺菌に限られたと考えられる。
カテゴリ 病害虫 温湯消毒 乾燥 コスト 種子消毒 水稲 農薬 防除

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