課題名 | 但馬牛の発育改善技術の開発 |
---|---|
研究機関名 |
兵庫県立農林水産技術総合センター |
研究分担 |
畜産技術センター家畜部 北部農業技術センター畜産部 |
研究期間 | 継H24~28 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:但馬牛の発育に影響する要因を育種面と飼養管理面から解明し、発育の良好な子牛および肥育牛の生産技術を開発するとともに、但馬牛の改良につなげる。 、成果: 、・ルーメン液中のグラム陽性菌を減少させ、揮発性脂肪酸の中で最もエネルギー効率が高いプロピオン酸濃度を増加させる働きがあり、増体性向上が期待されるカシューナッツ殻油を肥育前期(試験区1)、肥育前・中期(試験区2)に給与し、また導入後3か月間濃厚飼料を増給し(試験区3)、発育に及ぼす影響について検討した。 、・濃厚飼料摂取量は9~11か月齢時に試験区3が他の区に比べて有意に多くなったが、14か月齢以降、各区に有意な差は見られていない。 、・肥育中期の1日増体量は試験区2および試験区3が対照区に比べて多くなった(P<0.07)。 、・繁殖農家の飼養形態調査から、育成期の濃厚飼料多給は将来の枝肉重量に悪影響を与えるので、濃厚飼料は4kgを上限として給与し、粗飼料を多給した子牛の枝肉重量が大きくなると考えられた。また、育成試験結果から6~7か月齢時に濃厚飼料を上限給与した場合、粗飼料の摂取量が多く、発育が良いことが分かった。 、 |
カテゴリ | 育種 飼育技術 ナッツ 繁殖性改善 |