有機栽培「技術の原石」トレジャーハント!検証・解析する事業

課題名 有機栽培「技術の原石」トレジャーハント!検証・解析する事業
研究機関名 鳥取県農林総合研究所農業試験場
研究分担 有機・特別栽培
作物
環境研究室
研究期間 完H23~25
年度 2013
摘要 目的;有機栽培の普及・拡大に資するため、1)県内の有機栽培農家の実態を調査・検証、2)先進的な有機栽培農家の生産技術を科学的に解明、3)現在までに得られた技術を実証展示して広く有機志向農業者に紹介、4)技術に特化した農業者同士の情報交換が促進できる機会を設定、等を現地での取り組みを中心とすることでより効果的に推進する。

、成果;新規に有機栽培の取組みを始めた農業者を対象に、水稲3事例の実態調査を3年間実施したところ、1事例はJAS有機認証を取得するまでの技術水準に達し、他の2事例も精玄米収量はまだ低い水準ではあるが、栽培技術は年々改善に向かう傾向がうかがえた。
、上記とは別に地大豆栽培の事例調査を行ったところ、埋土種子量が多く中耕培土の適期を逸したことが、雑草の多発につながっているものと推察された。また、らっきょうの事例調査では動物性の有機液肥利用による追肥改善の効果を検討し、施用により大玉傾向になることを確認した。
、優良農家ほ場の土壌を実験室に持ち帰り、抑草に有効とされる土壌表面膨軟部の発生再現試験を行った。発生に効果有りとされるEM菌資材の施用の有無での効果を比較したが、実験用のミニスケールでは膨軟部の発生を認めなかった。
、現地における実証展示ほ場を3年間継続して調査を行ったところ、「大豆粕配合米ぬかペレット」施用による除草効果は高く、これに伴い精玄米収量も高くなることが確認された。ただし、一方で倒伏や食味低下につながる懸念も判明し、地力の高い地域では施肥量を別途に考慮する必要がある。
カテゴリ 有機栽培 病害虫 栽培技術 雑草 除草 水稲 施肥 大豆 大豆粕 らっきょう 良食味

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