西日本のモモ生産安定のための果肉障害対策技術の開発

課題名 西日本のモモ生産安定のための果肉障害対策技術の開発
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 果樹
研究期間 新(H25~H27)
年度 2013
摘要 近年、気象変動に伴うモモの果実成熟異常が生じ、果実品質の低下など影響を受けている。モモ産地では果肉障害が発生し、生産の不安定などで農家の収益低下が問題となっているため、障害の発生要因や機構を明らかにし、生産現場で適用できる実用性と普遍性の高い障害軽減対策技術を開発する。
、1.機能性果実袋による温度制御技術の開発
、 夏季の異常高温時に赤外線反射率の高い酸化チタンを塗布した機能性果実袋を果実に掛けると成熟の遅延抑制及び赤肉症発生の抑制効果が認められた。また、機能性果実袋の通気性を改善するために、袋原紙を薄くしても赤外線反射率は変わらず、果実温度上昇抑制効果が認められた。
、2.透湿性マルチを利用した水分制御技術の開発
、 大雨に対してモモ樹の樹冠下4m四方の透湿性防水シートを敷くと、水浸状果肉褐変症の発生が抑制されることが明らかとなった。
カテゴリ 果肉障害 機能性 成熟異常 もも

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