LVL内装準不燃材の製品化技術開発

課題名 LVL内装準不燃材の製品化技術開発
研究機関名 広島県立総合技術研究所林業技術センター
研究分担 林業研究部
研究期間 完H25
年度 2013
摘要 [全体計画]
、(1)LVL単板の難燃薬剤注入量管理技術の開発
、(2)LVLのパネル化加工方法の検討
、(3)LVL難燃薬剤注入製品の表面強度性能の把握
、[成果の概要]
、(1)単板に注入する単板含浸タイプの注入方法及び接着性能,注入量の把握に対する検討を行った。単板含浸タイプについて,煮沸の繰り返しによる薬剤の溶脱により重量変化を調べた。その結果,全体での注入量の多い単板は,単板内の薬剤固定量の差はあまりなかったが,全体で注入量の少ない単板は,単板内の薬剤固定量の差が大きかった。薬剤固定量を管理する方法として,LCRメータを使用してコンデンサ値Cを測定した結果,薬剤固定量が少ないほどC値は小さな値となったが薬剤固定量が多くなるとばらつく傾向があることが分かった。このことから,部分的な薬剤固定量差を把握する簡易的な方法としての可能性が示唆された。また,単板含浸により接着性能は少し低下するものの内装材としては使用に支障がないことが分かった。
、(2)パネル化加工方法は,本実加工とスリットに板を挿入するタイプについて,模型箱試験(準不燃)では燃え抜けがなく,基準に適合した。
、(3)LVL難燃薬剤注入製品について,キズか付きやすいかどうかを評価するため,JIAZ 2101-1994木材試験方法の表面硬さ試験を行った。他樹種と表面硬さを比較してみると,クリ,カラマツ,ケヤキ,ブナに近い表面硬さがあり,どちらかというとキズが付きにくい材料であることが分かった。
、[今後の課題]
、 LCRメータを使用した方法により,製品注入材についても今後測定を行い,部分的な薬剤固定量差を把握する方法を検討したい。
カテゴリ 加工 管理技術 くり ばら 薬剤

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