課題名 | オリジナル品種開発と低コスト・高品質栽培技術の開発 、2 品種に対応した安定生産技術の確立 、(1) 常緑果樹の高品質安定生産技術の確立 |
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研究機関名 |
香川県農業試験場 |
研究分担 |
府中果樹研究所 |
研究期間 | 新H25~H29 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:消費動向に対応した個性的な品種を開発し、本県オリジナル商材として有利販売を行うことができる技術を開発するとともに、生産者の高齢化や世代交代に対応した栽培技術の平準化、安全安心な果樹生産体系の構築により、果樹農家の収益性の向上を図る。 、成果:1) ウンシュウミカン 、極早生ウンシュウ「ゆら早生」の樹勢維持を目的に、樹冠上部のせん定方法について検討を行った。その結果、樹冠上部の約1/3程度の切り返しせん定を行うことにより、樹冠容積当たり収量が最も多くなり、樹勢確保に必要な夏秋梢の発生本数が最も多くなった。 、県内の極早生ウンシュウ10地点、早生ウンシュウ20地点、中生ウンシュウ1地点、普通ウンシュウ14地点の各産地において、作柄および次年度の着花予測を行った。 、また、ウンシュウミカン4系統について場内での生育ステージ、果実肥大および時期別果実品質について調査した。いずれの品種とも生理落果の多発と夏秋季の降雨により、果実肥大が進み、糖度、クエン酸含量ともに平年よりやや低くなった。 、2) ビワ 、カンキツ類保存料製剤が「田中」の貯蔵中の果実品質等に及ぼす影響について検討を行った結果、腐敗は抑制されたが、そばかす症が激発した。 、収穫直前の降雨により多発する裂皮を軽減するため、「田中」についてドリップ灌水の効果を検討した。その結果、果実はやや大きくなったが、裂皮の発生を抑える効果は認められなかった。 、ビワ6品種について、場内での生育ステージや生理障害の発生等について調査した。早生品種では収穫前の高温、乾燥により小果となった。 、3) 「不知火」 、樹冠上部摘果、主枝や上向き枝を主体にした新梢の切り返しによる樹勢強化対策について検討した結果、6月下旬頃に実施することにより、夏秋梢の発生を促し、樹勢の維持強化が可能と推察された。 |
カテゴリ | 温州みかん 乾燥 高品質栽培技術 栽培技術 生理障害 そば 低コスト びわ 品種 品種開発 その他のかんきつ |