飼料用米の肥育全期間給与による高品質和牛肉生産技術の開発

課題名 飼料用米の肥育全期間給与による高品質和牛肉生産技術の開発
課題番号 2012021087
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
岐阜県畜産研究所
研究期間 2010-2014
年度 2012
摘要  飼料用米の超多給が可能な時期について検討を行った。20ヶ月齢を区切りとして前半もしくは後半に飼料用米配合率60%飼料を給与、その他の期間には50%飼料を給与して各種調査、検討を実施した。
①各区の体重の推移について、差は認められなかった。
②血中ビタミンA濃度は市販飼料給与牛と比較して早期に低下し、食欲不振等の欠乏症状が認められ数回のビタミンA 投与を必要とした。試験飼料中のβ-カロテンおよびビタミンA含量は低いと考えられ、飼料用米多給の際はビタミンAの添加を考慮する必要がある。
③配合飼料のDCADと尿pHには強い正の相関が認められた。前期50後期60%区の1頭が尿石症による排尿困難により手術を行った。今回の試験飼料は前回の試験と比較してDCADが高値であり尿pHも同様に高値であったため、尿石症になりやすいと考えられた。DCADを考慮して飼料設計を行うことにより、尿石症の予防効果が期待される。
④試験牛の赤血球数は漸減傾向であり、前回の肥育試験と同様に市販飼料給与牛と比較してやや貧血傾向が認められた。飼料用米の鉄含量は低値であり、多給によって相対的な鉄不足が懸念されるが、鉄欠乏性貧血に特徴的な所見が認められないことから、鉄不足以外の要因についても検討が必要であると考えられた。
カテゴリ 飼料設計 飼料用米

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