胚乳成分を改良した病害複合抵抗性の裸性二条大麦品種の育成

課題名 胚乳成分を改良した病害複合抵抗性の裸性二条大麦品種の育成
課題番号 2012021184
研究機関名 農研機構・九州沖縄農業研究センター
研究期間 2010-2014
年度 2012
摘要 「西海皮69号」は主要なオオムギ縞萎縮ウイルス系統に抵抗性で穂発芽性が難、多収で精麦品質も優れており、2012年11月に品種登録出願を行った。また、長崎県で奨励品種採用予定であり、北部九州においても有望視されており、「ニシノホシ」に替わる基幹品種として普及が期待されるため、農林認定申請を行った。
穂発芽性の検定法として、シャーレ法(成熟期の脱粒種子を35℃で1日乾燥後、シャーレ内で発芽率を測定)と切り穂法による発芽率の相関が高いことを確認し(r=0.869**)、裸性系統においてもシャーレ法により簡易に穂発芽性の検定が可能であることを明らかにした。また、同法を用いて、比較的穂発芽耐性の優れる裸性やプロアントシアニジンフリー系統を選抜した。
準同質遺伝子系統を用いた解析により、裸性(nud1)、プロアントシアニジンフリー(ant28)遺伝子は穂発芽耐性を弱くすることを明らかにした。また、育成系統の穂発芽性を検定したところ、裸性あるいはプロアントシアニジンフリー遺伝子を持つ育成系統は、一部の例外を除きやや易から極易の穂発芽性であること、既存の二条裸性及びプロアントシアニジンフリー品種や系統には穂発芽性に優れた品種がないことを示した。
穂発芽耐性が比較的優れ、収量性や病害抵抗性を備えたプロアントシアニジンフリー系統として、ant28を持つ「羽系B0967」や「羽系B0969」を選抜した。また、裸性二条系統として穂発芽性が「中」の「羽系B0965」、穂発芽性がやや易であるが収量性が高い「西海裸72号」を選抜した。
カテゴリ 大麦 乾燥 抵抗性 病害抵抗性 品種

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