課題名 | ゲノム情報を利用した暖冬でも安定多収な秋播型小麦準同質遺伝子系統の開発 |
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課題番号 | 2012022114 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 岡山大学 |
研究期間 | 2011-2014 |
年度 | 2012 |
摘要 | 育成課題の解析材料を高温条件で栽培し,候補領域絞り込みを支援した。 コシヒカリ/タカナリの後代系統7系統では、4系統を高温耐性「強」と評価した。このうち、「10SKT-39」は収量、粒形から有望度が高いと判断した。茉莉占/コシヒカリの後代系統13系統では、3系統を高温耐性「強」と評価した。これらの系統はいずれもコシヒカリに比べて玄米千粒重が軽かったが、「10M BC4F2-2-93」、「10M BC4F2-4-89」は収量が高く、有望度が高いと判断した。 コシヒカリ富筑系統/SL236の後代系統9系統(富山SBA系統)では、高温耐性「強」と評価した系統はなかったが、4系統はコシヒカリよりも白未熟粒割合が低かった。また、ハバタキ/コシヒカリの後代系統5系統(と系系統)では、2系統を高温耐性「強」と評価した。なお、台風6号のフェーン風により白穂が発生し、全体的に精玄米重が低かった。ふさおとめ/コシヒカリの後代系統18系統では、1系統を高温耐性「強」、9系統を「やや強」と評価した。 |
カテゴリ | 高温耐性 小麦 |