大型トラクタロボットの現地適応性

課題名 大型トラクタロボットの現地適応性
課題番号 2013023452
研究機関名 国立大学法人 北海道大学
研究期間 2013-2014
年度 2013
摘要 昨年度まで開発した大型ロボットの現地適応性を検証するために,稲作・畑作(大豆・小麦)について生産ほ場で実証試験を行った。水稲作については北海道士別市上士別町の農家ほ場(6.8ha)で,5月11日に耕耘作業を,5月19日には代掻き作業を行った。畑作(大豆)については,帯広市の農家ほ場(1.3ha)で5月17日に耕耘作業を,5月18日には施肥・播種作業を,7月1日には中耕除草作業を,7月19日には防除作業を行った。畑作(小麦)については,北海道大学研究農場(0.5ha)で9月28日に施肥・播種作業を行った。
以上の実証試験を行うのと並行し,①車両内通信系を介してトラクタの走行制御を行い,オペレータが容易に操作,作業開始・停止などを行うためのユーザーインターフェースとして機能するソフトウェアの機能向上を行った。②作業機を含めたトラクタ前後の安全性向上のためのセンサを設置し,作業中でも周辺に人などが接近した場合に安全に作業を停止し,安全が確保された後は作業を再開できるか等の評価を行った。③準天頂衛星「みちびき」の補完機能(防風林などの遮蔽物があるような環境でもほぼ天頂に位置するため補足衛星数不足による精度劣化,測位不能状態を緩和する機能),補強機能(GPS測位精度向上のための補正信号を受ける機能)を利用したロボットトラクタによる走行試験を行い,導入時の性能評価を行った。
以上の研究成果を披露するセミナー,実演会などを数多く主催し,テレビ・新聞・雑誌などのメディアにも有望な技術として取り上げられた。
カテゴリ 病害虫 小麦 GPS 除草 施肥 大豆 播種 防除 ロボット ロボットトラクタ

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