課題名 | バークシャー種における輸入トウモロコシから飼料用米への全量代替給与技術の確立 |
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課題番号 | 2013023587 |
研究機関名 |
山形大学農学部 岩手県農業研究センター |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2013 |
摘要 | (1)試験区の飼料は対照区の飼料に比較し、オレイン酸割合が高くリノール酸割合は低くなった。また、必須アミノ酸であるロイシン及びリジン割合は同等であり両区とも飼料要求量を満たす値となった。 (2)試験区は、ロース肉脂肪含量が増加する傾向にあった(P=0.094)。一方で発育、枝肉形質、肉色・脂肪色、せん断力価及びクッキングロスは同等であった。 (3)試験区の皮下脂肪内層と筋間脂肪のリノール酸割合は、対照区と比較し有意に低くなった(P<0.05)。一方、オレイン酸割合では、皮下脂肪内層は試験区が高まる傾向(P=0.053)にあるが、筋間脂肪では同等であった。また、ロース肉遊離アミノ酸組成は各区同等であった。 (4)試験区は官能評価で味、香り、食感の好ましさで優る傾向があり、香ばしさとジューシーさでは有意に高い値となった。 (5)肥育後期における供試豚1頭当たりの穀類価格は、試験区の飼料が税込5,093円、対照区の飼料が5,317円と約200円削減された(当所取引先の飼料会社のH25.10-12単味飼料単価、トウモロコシ34円/kg、飼料用米32円/kg、マイロ34円/kg、大麦39円/kg、キャッサバミール35円/kgと、試験期間中給餌飼料量から算出)。 |
カテゴリ | 大麦 飼料用米 とうもろこし 豚 |