課題名 | 飼料用米および麦と茶葉を組み合わせた肥育豚の暑熱対策技術の開発 |
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課題番号 | 2013023594 |
研究機関名 |
山形大学農学部 佐賀県畜産試験場 |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2013 |
摘要 | 飼料摂取量は試験区で低下したが、増体量には差がなく、飼料要求率も同等であった。枝肉成績について、枝肉歩留および背腰長(Ⅰ、Ⅱ)は試験区が慣行区より大きく、背肪厚(背)は試験区が薄くなった。肉質成績において、胸最長筋の保水力、伸展率、肉色(a*)および背脂肪の脂肪色(L*)は試験区が慣行区より高くなり、加熱損失率、剪断力価、脂肪融点などは同等であった。背脂肪内層中の脂肪酸組成において、リノール酸は試験区が低くなった。また、パルミトレイン酸は試験区が高く、また,試験区ではパルミトレイン酸が高く、α-リノレン酸が低くなった。ロース肉中のTBARS値は差は確認されなかった。 以上の結果から、養豚農家において、飼料用米を40%、大麦を15%、製茶加工残さを1%配合した飼料を暑熱期の肥育後期豚に給与することで、トウモロコシ主体の慣行飼料と比べて飼養成績は遜色なく、枝肉成績や肉質成績が改善され、リノール酸等の脂肪酸組成が変化することを明らかにした。 |
カテゴリ | 大麦 加工 飼料用米 茶 とうもろこし 豚 |