寒冷地における土壌養水分管理の高度化による高生産性輪作体系の実証

• 課題番号: 2013024235
• 研究機関名: NULL; 宮城県古川農業試験場
• 研究期間: 2013-2013
• 年度: 2013
• 摘要: 乾田直播では、播種後に地下水位を調節することで出芽揃いを早めることができた。また，生育中期以降の水管理は、地下及び地上を併用した灌漑が必要で、出芽後の生育によって適切な追肥管理を行うことで，収量及び品質を向上させることが可能であった。大豆では、開花後の乾燥回避では、灌漑により気孔コンダクタンスの維持が確認された。; 現地実証において、周辺ほ場に波及拡大している水稲実証技術は、乾田直播栽培も無代掻き移植栽培も平均反収は慣行移植栽培に近い収量を上げている。大豆単作は排水性が向上し安定して250～300kg／10a確保できるようになった。小麦－大豆では、小麦導入後昨年まで適期に播種され400kg以上の高収量をあげている。地下灌漑導入による水田輪作現地実証により、転作大豆の安定多収が図られ、新規に小麦導入や水稲の乾田直播栽培、無代掻き栽培が評価され、新技術導入・作付拡大され、野菜の導入も定着してきている。
• カテゴリ: 乾燥 乾田直播 新技術導入 水田 大豆 排水性 播種 水管理 輪作 輪作体系