| 課題名 | (ア)社会・経済的視点及び生態系機能・生物多様性を考慮した漁業・資源管理手法の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2014025675 |
| 研究機関名 |
水産総合研究センター |
| 研究分担 |
八吹圭三 山田陽巳 中野秀樹 木白俊哉 佐藤俊平 清田雅史 赤嶺達郎 川端淳 牧野光琢 酒井光夫 山村織生 藤井徹生 廣田将仁 堀正和 金治佑 上田祐司 中川亨 柳本卓 福若雅章 髙原英生 |
| 協力分担関係 |
鹿児島県水産技術開発センター 沖縄県水産海洋研究センター |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2014 |
| 摘要 | (ア)資源評価精度向上のため、生物特性値を得ることを目的にスルメイカ及びスケトウダラの飼育実験手法の改良に取り組んだ。幼スルメイカを13、17、20℃で飼育し、20℃区でのみ雌個体の成熟、交接行動が確認された。複数の水温区でスケトウダラ仔稚魚を飼育し、仔魚の飢餓耐性等を調べたところ、飢餓経験後に餌に巡り会うことで生育を続けられる日数は2、5、8℃でそれぞれ15、13、10 日と算定された。また、飢餓耐性には、親魚由来の影響が認められないことを確認した。スケトウダラ日本海北部系群に新たなチューニング指標を導入、サンマの管理基準値設定に再生産関係を導入、ブリに年齢別漁獲尾数を基にした資源量計算を導入するなど、資源評価手法の高度化・精度向上を図った。52 魚種84 系群の我が国周辺水域主要資源及び鯨類、外洋いか類、外洋底魚類、さけ・ます類等54魚種・79 系群の国際資源の資源評価を実施した。マイワシでは、水温データをオペレーティングモデルに取り込み、資源量予測精度や管理のパフォーマンス向上について解析した。スケトウダラ日本海北部系群を対象に、禁漁措置の実施による親魚量の回復効果等の面から、複数の管理シナリオを比較検討した。総合的な管理方策開発のため、トドの管理モデルを構築し、海洋ほ乳類初の「保護から管理」への大転換につながる管理措置の改善提言を行った。小型浮魚類資源変動の不確実性に対応した管理方策として、漁獲可能量割当ての追加・削減を含めた再評価値を基にした漁業管理が最も失敗が少なく、親魚量と漁獲量を増やすことが可能であることを示した。総合的な管理方策開発のため、モデルとして選定した日本各地の6 漁業種について、漁業現場における統合的な管理を行うために考案された水産システム概念の現場実証を行った。これらの成果を行政、業界団体、国際機関等に提供し普及に努めた。我が国周辺水域主要資源及び国際資源の評価に関する成果は、水産庁による漁獲可能量の設定などの科学的根拠して活用され、漁業管理施策の推進に貢献した。トドの資源管理方策については、海洋ほ乳類初の「保護から管理」への大転換に繋がる提言であり、管理措置の改善を通して行政施策に大きく貢献した。本研究課題の成果は、水産資源の持続的利用及び水産業界の収益の最大化等に繋がると期待される。 |
| カテゴリ | 管理技術 |