低コスト整備と水位制御による農地の生産機能強化技術の開発

課題名 低コスト整備と水位制御による農地の生産機能強化技術の開発
課題番号 2014025502
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 原口暢朗
協力分担関係 株式会社北海コーキ
財団法人北海道農業開発公社
研究期間 2011-2015
年度 2014
摘要 地下水位制御システムによる用排水管理技術の開発に関しては、
a) 暗渠管埋設深(-60cm)の土壌の透水係数が10-5cm/s程度より低い条件では、地下水位の高低に関わらず地下灌漑による水位制御機能が発揮されるが、地下水位が-1mより深くかつ透水係数が10-4~10-3cm/sでは、漏水により水位制御は困難となることを明らかにした。
b) 新たな地下排水技術である穿孔暗渠(カットドレーン)に関して、水田転換畑及び普通畑で簡易暗渠としての適用状況を調査し、排水効果を確認するとともにアズキ、テンサイ、バレイショでは施工に伴う増収効果を認めた。
c) GPSを活用した地表排水技術に関しては、傾斜明渠を勾配1.5/1,000、間隔10mで施工した圃場において、慣行明渠を同様の間隔で施工した圃場と比較して、より高い排水促進効果、及びコムギの増収効果を認めた。
d) 60PS級のクローラトラクタ(水田)又はホイールトラクタ(普通畑)で施工可能な有材補助暗渠施工機「カットソイラ」の開発を進め、同機を水田及び普通畑に適用し、概ね良好な施工性を確認した。また、下層に埋設した有機物は、水稲では収量及び玄米タンパク質含有率に影響はなく、畑作物では排水改良と下層肥沃化による増収効果を認めた。
カテゴリ あずき GPS 水田 低コスト てんさい ばれいしょ 水管理 輪作

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