5 長期貯蔵性に優れたポテトチップ用馬鈴しょ品種の開発強化、

課題名 5 長期貯蔵性に優れたポテトチップ用馬鈴しょ品種の開発強化、
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
研究分担 研究部作物育種グループ
研究期間 継   平成23~27年
年度 2014
摘要 チュウ抵抗性を持ち、長期低温貯蔵条件下やエチレン貯蔵において高品質なポテトチップ用品種の開発を強化する。、(2) 試験方法:、 a 長期貯蔵性系統の選抜試験:難糖化性に優れた母本を用いた組合せについて、実生個体選抜世代14組合せ12,546粒、第二次個体選抜世代15組合せ6,510個体、系統選抜世代16組合せ188系統、生産力検定予備世代6組合せ27系統、前期生産力検定試験5組合せ7系統を供試し、貯蔵後の難糖化性、チップカラー、休眠期間並びに塊茎外観、収量、枯ちょう期等から選抜した。、 b ジャガイモシストセンチュウ抵抗性選抜試験:第二次個体選抜世代について、圃場選抜した13組合せ271個体を供試し、中央農試においてマーカー検定を実施した。、 c 育成系統のエチレン貯蔵適性検定試験:エチレンを利用した貯蔵システムにおける、有望系統の貯蔵性並びに加工適性を評価した。、 d 導入遺伝資源の特性評価:平成22年に導入したミシガン州立大学からの5系統について、一般農業形質、病害虫抵抗性並びにポテトチップ品質を評価した。、(3) 成績の概要:、 a 長期貯蔵性系統の選抜試験:実生個体選抜では14組合せ 7,542個体、第二次個体選抜試験では20組合せ209個体、系統選抜試験では10組合せ26系統、生産力検定予備試験では4組合せ10系統を選抜した。前期生産力検定試験での選抜系統はなく、1組合せ1系統を保留として次年度再供試することとした。、 b ジャガイモシストセンチュウ抵抗性選抜試験:DNAマーカーにより第二次個体選抜世代の13組合せ211個体が抵抗性と判定された。、 c 育成系統のエチレン貯蔵適性検定試験:平成25年産塊茎による試験では、5月にエチレンガスではなくアセチレンガスを供給するトラブルが発生したため、ポテトチップ加工適性に係る評価はできなかった。、 d 導入遺伝資源の特性評価:供試した5品種・系統は、いずれも中生以降の枯ちょう期で、多収である。しかし、「MSJ316-A」、「MSM171-M」は褐色心腐の発生率が極めて高く、また「MSM171-M」はでん粉価が低かった。これらについては試験を実施した2カ年とも同様な傾向であった。長期貯蔵後のポテトチップ検定においては、いずれの品種・系統もアグトロン値が「トヨシロ」と同等か低かった。次年度の結果を踏まえて長期貯蔵性を判断した。、
カテゴリ 遺伝資源 害虫 加工適性 カラー 長期保存・貯蔵 DNAマーカー 抵抗性 ばれいしょ 品種

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