課題名 |
8 初期世代からの馬鈴しょ疫病抵抗性系統の選抜強化、 |
研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
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研究分担 |
研究部作物育種グループ
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研究期間 |
継 平成24~27年 |
年度 |
2014 |
摘要 |
生集団から実施して育種の効率化を図り、疫病抵抗性品種の開発を促進する。また、優占系統のモニタリング、抵抗性系統の減収程度を調査する。、(2) 試験方法:、 a 接種検定:疫病圃場抵抗性を目標とする12組合せ4,768個体の実生集団に疫病菌を噴霧接種し、18℃で1週間後に病斑の有無を調べた。、 b 圃場検定:前年の接種検定で選抜した第二次個体選抜世代13組合せ1,355個体を供試し、無防除栽培において抵抗性系統を選抜した。また、生産力検定予備世代10組合せ19系統、前期生産力検定世代20組合せ24系統について、無防除栽培で抵抗性を検定した。、 c 圃場抵抗性の解析:北見農試、十勝農試で疫病抵抗性品種「リシリ」、「さやあかね」、「マチルダ」、「花標津」と感受性品種「紅丸」、「スノーマーチ」を供試し、抵抗性の変化についてモニタリングした。発生した疫病菌は分離し、北海道大学で疫病菌の系統を調査する。、 d 抵抗性系統の無防除における減収程度:抵抗性母本4系統、育成2系統および感受性品種について疫病無防除での収量を調査し、慣行防除の生産力検定試験のデータと比較した。、(3) 成績の概要:、 a 接種検定:12組合せ1,453個体を選抜した。選抜率は組合せ間で13~53%であった。、 b 圃場検定:第二次個体選抜試験では13組合せ196個体を圃場で選抜した。生産力検定予備試験では5系統、前期生産力検定世代抵抗性は6系統が抵抗性「強」であった。、 c 圃場抵抗性の解析:分離した疫病菌の遺伝子型は、北見農試、十勝農試共にJP-4が優先していた。圃場抵抗性品種の茎葉疫病抵抗性の変化は認められなかった。、 d 抵抗性系統の無防除における減収程度:本年は疫病の発生が平年より遅く、熟性が早~中早生の品種・系統は発病前に枯ちょうが始まったため、減収程度は評価できなかった。中晩~晩生の品種・系統は、抵抗性の系統・母本のでん粉重低下が感受性品種よりやや少なかった。、
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カテゴリ |
育種
抵抗性
抵抗性品種
ばれいしょ
品種
防除
モニタリング
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