主要農作物高位安定生産要因解析(作況試験)

課題名 主要農作物高位安定生産要因解析(作況試験)
研究機関名 宮城県古川農業試験場
研究分担 水田利用部
研究期間 継S63~
年度 2014
摘要 <目的>、水稲・大豆・麦の主要品種について,定期的に生育調査や栄養診断を行うことにより,作物の生育状況を把握し栽培管理指針のための基礎資料とする。<成果>、【水稲】5/10移植「ひとめぼれ」出穂期は8月2日(平年差6日早い),成熟期は9月21日(平年並)。収量は,61.8kg/a(平年比105%)であった。直播栽培では播種後高温多照に経過したことから,出芽が早くなり苗立ちが良好となった。生育が良好で茎数が平年より多くなった。カルパーコーティングは倒伏程度も低く,平年より収量が多くなった。出穂後の水管理について検討し、早期刈取りの整粒歩合は高くなったが、後期刈取は登熟初期の低温寡照により登熟が遅れた2~3次枝硬等の玄米が落水により土壌水分の低下とともに同化産物の供給が低下し、白未熟粒が増加したと考えられた。、【大豆】本年の作柄は,生育期間全体を通して好天に恵まれたため,百粒重が大きい傾向となり,収量も平年並~多くなった。また,外観品質も良好であった。標播では,初期生育が良好であり全般に高温・多照傾向で経過したことから,主茎節数や分枝数,着莢節数が多くなった。晩播では,生育期間中の少雨傾向の影響で分枝数,着莢節数は少なくなったが,子実肥大期以降は多照となり,適度な降雨もあったため,有効莢数は平年並となり,百粒重も平年並~大きくなったことから子実重は平年並~やや多くなった。外観品質は,標播,晩播ともに「病害粒」「虫害粒」「裂皮粒」「しわ粒」等の被害粒の発生が少なかったため平年に比べ品質は良好であった。、【麦類】播種時期の降雨による播種の遅れ及び冬期間の低温,越冬後の乾燥により,生育量は少なかった。最終的な㎡当たり整粒数は平年より少なく,低収傾向となった。外観品質は,大麦,小麦ともに平年より悪い傾向であった。大麦で穂発芽及び赤かび病の発生が多かった。、、
カテゴリ 栄養診断 乾燥 栽培技術 直播栽培 しわ粒 水稲 大豆 播種 品種 水管理

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