課題名 | 東北日本海側多雪地帯における畜産との地域内連携を特徴とした低コスト大規模水田輪作体系の実証 |
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研究機関名 |
秋田県農業試験場 |
研究分担 |
野菜花き部 作物部 企画経営室 |
研究期間 | 新H26~27 |
年度 | 2014 |
摘要 | 目的:1)無代かき湛水直播を実証し、作業能率、燃料消費率、水稲の生育・収量・品質を検討する。また、「秋田63号」の移植栽培によるソフトグレーンサイレージを現地圃場で実証する。2)水稲直播を核とし収益性を確保する省力低コスト水田輪作体系について無代かき湛水直播による省力水稲栽培並びに技術実証に関する経営評価を行う。3)ハウス越冬苗の長ネギの大苗移植栽培技術を確立する。 4)自脱型コンバイン刈落とし稲わらの迅速な乾燥調整・利用技術を確立する。 成果:1)2)現地ほ場で65馬力セミクローラトラクタと水田用チゼルプラウ、縦爪回転ハローを用いて耕起、整地を行ったところ、作業時間は3.5h/haで、高精度湛水直播機により無代かきで土中播種することが可能であった。3)越冬育苗したネギ苗は、慣行の苗と比較して、葉齢2.5齢、地上部重6.0倍、草丈1.6倍大きく、根数2.6倍多い大苗となった。この大苗を定植すると、7月下旬には目標収量300kg/aを上回り収穫が可能であった。4)スワースコンディショナとテッダの2種類の反転作業機では、スワース区の作業能率は、テッダ区を上回った。一方、テッダ区の稲わら水分は、スワース区に比べ低く推移し、2日早く、30%以下になった。 |
カテゴリ | 育苗 乾燥 経営管理 栽培技術 水田 水稲 低コスト ねぎ 播種 輪作体系 |