膜利用による機能性成分の分離・精製技術の開発

課題名 膜利用による機能性成分の分離・精製技術の開発
研究機関名 富山県農林水産総合技術センター
研究分担 食品研究所
食品化学課
研究期間 継H25~28
年度 2014
摘要 膜を利用し、βグルカン、ペプチドなどの機能性成分を安価で効率的に分離・精製する技術を確立する。今年度は、大豆及びオカラからの効率的なペプチドの抽出方法及びその機能性の検討を行った。大豆及びオカラよりたんぱく質を抽出し、4種類の市販酵素(A、B、C、D)を用いて、反応処理温度50℃でたんぱく質の分解を行い、ペプチドを生成させる試験を行ったところ、大豆、オカラに関係なく、1時間でたんぱく質の分解が始まり、その後24時間経過してもたんぱく質の分解割合は、あまり変わらず、また、酵素間でも大きな差は認められなかった。また各分解液のACE阻害活性は、大豆及びオカラのたんぱく質の分解液においても1時間から8時間後の区分にACE阻害活性のピークが認められた。また4種類の酵素を用い50℃で6時間大豆及びオカラのたんぱく質を分解し、その分解液のペプチドを精製するために限外ろ過膜(分画分子量3,000)で処理を行った結果、限外ろ過膜処理を行う前と比較してACE阻害活性のIC50(50%阻害濃度)が低下し、中でもDが最も低下した。
カテゴリ 機能性 機能性成分 大豆

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