摘要 |
・ 野生型エノキタケの袋栽培法について,「キノコの栽培方法」として平成26年10月27日に上田産業(株)と共同で特許出願した(特願2014-218250)。、・野生型エノキタケFv-1を品種登録出願するために市販種菌千曲化成(株)T-011並びに加川椎茸(株)加川を対照品種として菌糸体成長,子実体について特性調査を行ったところ、野生型エノキタケFv-1の菌糸体成長は対照品種に比べて適性温度における菌糸体速度が遅いが,低温領域では速くなった。Fv-1の子実体は対照品種に比べて傘表面に滑りを有し,傘,茎の色が濃くなった。、・平成26年11月25日,立山小学校にて野生型エノキタケの栽培体験を行い,同年12月19日に収穫体験を行った。その後,希望者に野生型エノキタケの完熟培養基を配布し,各家庭で栽培を依頼し,栽培体験,収穫,食味ついてアンケート調査を行ったところ、栽培体験について楽しかった80%,つまらなかった1%となった。観察回数は2回以上の観察が50%となった。上級生では観察回数が増える傾向を示した。再度の栽培体験の意向について,したいが80%となった。収穫したキノコについて95%の児童が食し,食した児童の90%が美味しかったとの回答であった。
|