課題名 |
果樹病害虫発生予察事業 1 指定・重要病害虫に関する発生予察 |
研究機関名 |
山梨県果樹試験場
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研究分担 |
病害虫科
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研究期間 |
継S40~ |
年度 |
2014 |
摘要 |
(1) 主要病害虫に関する発生状況調査 1) モモ縮葉病、灰星病、黒星病の発生調査 花腐れの発生は認められなかった。モモ縮葉病の発病葉そう率は、81~95%と高かった。モモ黒星病については、6月末から発生が認められ、例年よりも遅かった。 2) ブドウのチャノキイロアザミウマ発生消長調査 チャノキイロアザミウマの初誘殺は4月1半旬に確認され、10月まで連続して発生した。誘殺虫数は7月中旬になると急激に増加した。昨年に引き続き、今年の被害は県内全般に多発傾向であったが、調査ほ場における誘殺虫数は昨年並みであり、H22~24よりも少なかった。、(2) フェロモントラップによる調査 チャバネアオカメムシは、5月以降、断続的に誘殺が認められ、特に7月中旬の誘殺数が多かった。県下全般に発生量が多く推移した。モモのチョウ目害虫では、モモノゴマダラノメイガとナシヒメシンクイの誘殺虫数が平年と比較して多かった。モモハモグリガについては、年間を通じて少発生傾向であった。 (3) カイガラムシ類の幼虫発生時期調査 ブドウにおいて、クワコナカイガラムシの性フェロモンルアー(試作品)を用いて、雄成虫の発生消長を調査したところ6月上旬に初発が確認された。3回のピークが認められたが、最後に誘殺が観察された11月初めまで、雄成虫の発生は途切れることなく続いた。既報の発育零点と有効積算温度から防除適期である1齢幼虫の発生時期は、5月中旬~下旬であったことが推察された。、
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カテゴリ |
害虫
カメムシ
黒星病
性フェロモン
発生要因分析
フェロモン
ぶどう
防除
もも
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