有機物を利用した環境負荷低減型施肥法の開発、2 有機物連年施用園における窒素、炭素の動態解析

課題名 有機物を利用した環境負荷低減型施肥法の開発、2 有機物連年施用園における窒素、炭素の動態解析
研究機関名 山梨県果樹試験場
研究分担 生理加工科
研究期間 完H24~H26              
年度 2014
摘要 (1)ブドウ園における窒素動態解析                                                                   牛ふん堆肥を9年間連年施用した結果、堆肥施用量が増えるほど、ブドウ「ピオーネ」の収量は増加するが、糖度や着色が低下した。堆肥無施用区では果粒重が小さくなり、収量が低下した。浸透水による硝酸態窒素流出量は無植栽区で多くなった。植物体中の重窒素存在比は、果実において施肥資材中の重窒素存在比を反映する傾向がみられた。堆肥施用量の増加に伴い、堆肥由来窒素が植物体や土壌、土壌浸透水等の周辺環境に及ぼす影響が大きくなると考えられる。                                                              (2)モモ園における土壌炭素貯留能等の解析                                                             樹園地より発生する温室効果ガスについて、亜酸化窒素発生量は、6~8月の草生区、施肥直後の牛ふん堆肥区で増加した。発生量増加の要因として、土壌中水分含有率、秋季の施肥が考えられる。二酸化炭素発生量は、草生区>牛ふん堆肥区>配合肥料区の順に増加した。地温上昇や草生栽培における草および土壌生物由来の呼吸量による影響が大きいと推察される。土壌中の全炭素含有率は、牛ふん区>草生区>鶏ふん区>配合肥料区の順に多くなり、有機物施用や草生栽培により増加した。また、牛ふん堆肥連年施用や草生栽培により樹齢を経ても樹勢は維持された。
カテゴリ 環境負荷低減 施肥 ぶどう もも

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