消費者嗜好に合ったブドウ‘シャインマスカット’果皮管理技術の事前調査

• 研究機関名: 広島県立総合技術研究所農業技術センター
• 研究分担: 果樹研究部
• 研究期間: 完H26
• 年度: 2014
• 摘要: 1．栽培方法が皮ごとの食べやすさに及ぼす影響に関する実態調査、飲み込む際に皮が口内に残らない印象と，破断荷重または破断歪率は負の相関があると判断できた。破断荷重および破断歪率により，皮ごとの食べやすさについて推定できる可能性が示唆された。、皮ごとの食べやすさの現地実態調査を行った。食味評価，物性測定による破断応力値および破断歪率は，地域および作型間で異なっている場合がみられた。このため，県内の地域および作型によって果皮の厚さ，皮ごとの食べやすさに差がみられることが示唆された。果実形質は，調査した産地によって大きくばらつき，同一産地および樹内においても大きくばらついていることが推察された。また，着果量の過多が糖度不足に影響を及ぼしている要因の１つであると考えられた。、2．果皮褐変障害（かすり症）抑制のための技術の有効性調査、かすり症発生果粒数は，袋処理時期では慣行区で少なく，果実袋では保湿区で少なく，Ca散布では無区で少ない傾向であった。慣行の袋かけ時期に保湿袋を処理することでかすり症抑制効果があることが明らかとなった。
• カテゴリ: 管理技術 ばら ぶどう 良食味