新たな市場ニーズに対応した建築用材の安定供給に関する研究

課題名 新たな市場ニーズに対応した建築用材の安定供給に関する研究
研究機関名 高知県立森林技術センター
研究分担 資 源
利用課
研究期間 継H24~28
年度 2014
摘要 目的:県内の建築用材の供給体制は、生産・流通・加工の各段階が小規模・分散・多段階化しており、新たな市場ニーズに応えるだけの安定的な供給体制が整備されているとは言い難い状況で、中核的な品質管理・物流拠点(ストックヤード、ピッキングヤード)の整備が対応策の一つとして考えられる。そこで県産木材の中核的な品質管理・物流拠点システムを想定し、ストックヤード、ピッキングヤードにおける品質・在庫管理と2次乾燥による含水率管理の効率的な連携方法について検討する。、成果:①試作含水率計の性能試験の結果、全乾法による含水率と試作含水率計測定値の関係は、各樹種断面いずれも高い相関が認められ、補正した計測値は、日本住宅・木材技術センターの携帯型含水率計の性能基準に適合していることを確認した。②ストックヤードでの保管期間を利用して行う天然乾燥法と材面割れ抑制のための高温セットを前処理とする天然乾燥法について試験を行った結果、高温セットを前処理とする天然乾燥法は、通常の天然乾燥法と比べて材面割れの抑制および乾燥効率に効果的であることを確認した。③冬季(3ヶ月)における倉庫内2次乾燥試験を夏季と同様に行った結果、高温セットによる割れ抑制効果は確認できたが、前処理後の倉庫内での乾燥効率は夏季に比べ非常に悪いことがわかった。④冬季における2次乾燥の効率化を図ることを目的として、前処理後の乾燥保管場所を3箇所(倉庫、軒下、ガラス温室)設定し乾燥効率の比較を行った結果、ガラス温室内での効果が認められ、材面割れの抑制効果も確認できた。、
カテゴリ 加工 乾燥 ストック

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