課題名 | 卵受精保持能,子宮・卵管内精子運動調節機構に着眼した効率的ブタ人工授精法の開発 |
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課題番号 | 2014026541 |
研究機関名 |
大分県農林水産研究指導センター 大分県農林水産研究指導センター |
研究期間 | 2014-2016 |
年度 | 2014 |
摘要 | 平成26年度の実施課題(中課題)はフェーズ2で本格的に実施する試験研究のための大きな基礎データとなる。今年度、日本全国という様々な地域・品種・季節要因が種付け適期に及ぼす影響を、我々の独自の親子判定技術を用いて解析している。対象とした種豚群は、SNP解析により様々な系統を網羅していることを確認し、フェーズ2研究につなげる価値あるデータとなった。雄側の問題点(精液)としては、人工授精の数時間後には子宮内に精子が生存していないだけでなく、存在していなかった点である。一方、自然交配では、精子は子宮内で正常な機能を有し、一部の個体では運動を持続させていた。この違いが精漿およびこう様物という精子以外の物質にあることを比較解析で初めて明らかとしたことは、希釈液のさらなる改善を目指すフェーズ2に大きな進展を与えると考えている。 |
カテゴリ | SNP解析 品種 豚 |