西日本向けの多収で雨害耐性のある高加工適性二条大麦品種の育成

• 課題番号: 2014026856
• 研究機関名: （独）農業・食品産業技術総合研究機構; 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所; 福岡県農林業総合試験場
• 研究期間: 2014-2018
• 年度: 2014
• 摘要: 「西海皮糯73号」は極多収、「西海裸糯74号」は穂発芽耐性が強く、ともに縞萎縮病I・III型抵抗性で、「ニシノホシ」と比べて低硝子率、低砕粒率で精麦品質が優れ、β-グルカン含量 が高く、糯性品種候補として有望であった。後続の糯性、破砕澱粉粒系統として、多収で縞萎縮病I・III型抵抗性、β-グルカン含量が高い「羽系B1014」等の４系統を選抜した。プロアントシアニジンフリー遺伝子ant28を持ちながら穂発芽性が難で、縞萎縮病 I・ III型抵抗性の「泉系A1850-2」を選抜し、新配付系統「西海皮76号」とした。; β-グルカン含量が高く、縞萎縮病I・III型抵抗性の「筑系A1631」は側面裂皮粒や凸腹粒が出にくく、砕粒率が低く正常粒率が高く、有望であった。β-グルカン含量が高く、縞萎縮病I・III型抵抗性の「筑系A1652」は極多収で高白度、「筑系A1653」は多収で高白度であった。
• カテゴリ: 萎縮病 大麦 加工適性 抵抗性 品種