飼料用米、稲発酵粗飼料及び生米ぬか等による国産飼料100%給与を目指した牛乳生産技術の開発

課題名 飼料用米、稲発酵粗飼料及び生米ぬか等による国産飼料100%給与を目指した牛乳生産技術の開発
課題番号 2014027420
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構
栃木県畜産酪農研究センター
研究期間 2010-2014
年度 2014
摘要  イネWCSを粗飼料の主体とし、加工形態を粗挽きとした飼料用玄米を乾物で30%混合したTMRの給与が泌乳前期の乳生産に及ぼす影響を検討した。 泌乳前期ホルスタイン種乳牛6頭(2産以上)に、分娩後10週間供試飼料をTMRで給与した。乾物比でイネWCS25%、穀類を含まない試験用配合飼料及び大豆粕に粗挽きした飼料用玄米25%(25%区3頭)、30%(30%区3頭)を加えた供試飼料(2試験区)を調製し、飼料給与試験を一元配置法により実施した。また、国産飼料乾物給与割合は25%区で60%、30%区で65%であった。その結果、日乳量:分娩後10週平均両試験区とも45kg、また、乾物摂取量、乳脂率、乳タンパク質率、無脂固形分率及び乳中尿素窒素は、試験区間に有意な差は認められなかった。第一胃内容液のpH、総VFA濃度とその組成及びアンモニア態窒素は、試験区間に有意な差は認められなかった。血液性状は、試験区間に有意な差は認められず、いずれも正常な値の範囲内であった。乳飼比や粗収益は、試験区間に有意な差は認められなかった。以上のことから、イネWCSを粗飼料の主体とし、加工形態を粗挽きとした飼料用玄米を乾物で30%混合したTMRの給与が泌乳前期の乳生産に及ぼす影響はないことが明らかとなった。
カテゴリ 加工 飼料用米 飼料用作物 大豆粕 乳牛

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