筋肉内脂肪含量(霜降り)を改良したデュロック種(ボーノブラウン)への飼料用米多給による肉質差別化技術の開発

課題名 筋肉内脂肪含量(霜降り)を改良したデュロック種(ボーノブラウン)への飼料用米多給による肉質差別化技術の開発
課題番号 2014027448
研究機関名 (国) 山形大学
岐阜県畜産研究所
研究期間 2010-2014
年度 2014
摘要  養豚生産現場において、ボーノブラウンによって生産された肉豚に飼料用米を(飼料中に70%配合、飼料用米区)を給与すると、出荷日齢が市販の銘柄豚用飼料を給与した市販飼料区と同様に160日齢以内で出荷され、区間に差はなかった。また、飼料用米区の背脂肪厚は、市販飼料区よりも有意に薄かった。肉質については、区間に有意な肉質の差は無かったが、飼料用米区のせん断力価が市販飼料区よりも高い傾向(P=0.1)を示した。脂肪酸組成は市販飼料と飼料用米区との間に差はないが、これらの区と輸入豚肉(米国産チルドポーク)と比較すると飽和脂肪酸割合が高く、多価不飽和脂肪酸割合が低かった。3つの官能試験の結果、飼料用米区は、内層脂肪が無いと輸入豚肉よりも食感で劣るが、内層脂肪が付くと、食感の差が無くなり、輸入豚肉よりも香りが好ましいと評価された。これは、内層脂肪の脂肪酸組成の違いに起因していると考えられた。また、飼料用米区の豚肉は、市販飼料区の豚肉よりもジューシーさで劣るが、その他で差は無いことを明らかにした。
カテゴリ 出荷調整 飼料用米

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