バークシャー種における輸入トウモロコシから飼料用米への全量代替給与技術の確立

課題名 バークシャー種における輸入トウモロコシから飼料用米への全量代替給与技術の確立
課題番号 2014027449
研究機関名 (国) 山形大学
岩手県農業研究センター
研究期間 2010-2014
年度 2014
摘要 今年度は、飼料中のトウモロコシ、マイロ、大麦及びキャッサバミール等穀類の全量を飼料用玄米に代替した飼料(飼料用米割合75%)の給与が、バークシャー種の発育と肉質に及ぼす影響について、県内のバークシャー種飼養農家にて現地実証した。区分はバークシャー種専用の飼料給与を対照区とし、試料用米割合75%飼料給与を試験区とした。飼料成分分析値では、試験区の飼料が対照区の飼料に比較し、①推定TDNが高いこと、②オレイン酸が高くリノール酸が低いこと、③アミノ酸含量ではリジンが低下することが確認された。試験に用いる豚は、肥育後期(日齢約140日、体重75kgから日齢約210日、115kg)とし、平成26年5月から8月にかけて、各区5頭による群飼、不断給餌、自由飲水の条件のもと飼養試験を実施した。なお、玄米は丸粒のままでは消化性が下がることが明らかになっているため、給餌飼料そのものを2.0mm以下に破砕して給餌した。その結果、発育では、1日増体重や飼料要求率が両区とも同等であり、飼料用米を多給しても発育に遜色ないことが明らかになった。枝肉形質では、試験区の背脂肪が厚くなる傾向が見られたため、出荷前の制限給餌期間を長めにするなどの対策が必要であると考えられた。肉質では、試験区の豚肉が対照区の豚肉と比較し、ロース肉中遊離アミノ酸組成やせん断力価、クッキングロスは同等であったが、ロース肉脂肪含量の増加と皮下脂肪内層や筋間脂肪のオレイン酸割合の増加、同リノール酸割合の低下が確認され、飼料用米が脂肪酸組成に強く影響することが推察された。更に2点比較法にて嗜好型の官能評価をパネリスト38人で実施したところ、「香りの好ましさ」及び「食感の好ましさ」で評価が高いなど全体的に好ましいとする傾向にあった。このことから、バークシャー種において、飼料用米割合を75%にまで高めた飼料を給与すると、発育を落とさずに、特徴ある豚肉生産ができる可能性が示唆された。
カテゴリ 大麦 出荷調整 飼料用米 飼料用作物 とうもろこし 豚

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる