リンゴジュース粕、トウフ粕および飼料用米を利用した高品質豚肉生産技術の開発

課題名 リンゴジュース粕、トウフ粕および飼料用米を利用した高品質豚肉生産技術の開発
課題番号 2014027453
研究機関名 (国) 山形大学
長野県畜産試験場
研究期間 2010-2014
年度 2014
摘要 「飼料用米・トウフ粕・リンゴジュース粕配合飼料の民間養豚場での給与と肉質評価」として、一般農場においてリンゴジュース粕、トウフ粕及び飼料用米を配合した飼料給与による肥育実証試験を実施した。平成25年度の実証試験において、肥育後期豚に乾燥リンゴジュース粕、乾燥トウフ粕及び飼料用米を配合し、リジン含量を要求量以下にしたTDN自給率65%以上の飼料を給与することで、市販飼料を給与した場合と比較してロース肉の筋肉内脂肪割合及び脂肪のオレイン酸割合が高い特徴のある豚肉となることを明らかにした。しかし、平均出荷日齢はやや遅れ、飼料必要量も多くなった。また、食品製造粕類の乾燥コストが飼料費を上昇させた。そこで、今年度は食品製造粕類を乾燥せず、発酵飼料を作製して農家肥育実証試験を実施した。発酵飼料は、生リンゴジュース粕、生トウフ粕及び飼料用米を利用し、TDN自給率が65%以上でリジン含量は要求量以下の配合とした。その製造はエコフィード製造・販売業者に依頼した。実証試験の結果、市販飼料を給与した場合と比較して、発育は遅れ、肉の保水性が劣った。ロース肉の筋肉内脂肪割合と脂肪中のオレイン酸割合は個体差が大きく明確な差ではなかったが平均値では高くなり、飼料用米と食品製造残さを発酵飼料として給与した場合も特徴のある豚肉生産の可能性が認められた。また、発酵飼料のTDNあたり原料費は市販飼料の約85%と低くなった。
カテゴリ 乾燥 コスト 出荷調整 飼料用米 りんご

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