課題名 | 山形県庄内の事例をもとにした飼料用米生産の農業経営と地域社会に与える効果 |
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課題番号 | 2014027457 |
研究機関名 |
(国) 山形大学 山形大学農学部 |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2014 |
摘要 | 飼料用米生産における他の土地利用作物との輪作体系の経営的効果について生産者及び関係機関に聞き取り調査を行い、飼料用米の専用品種を栽培する区分管理方式において(大豆との)輪作は飼料用米と大豆いずれでも収量向上が見込まれ、施肥量の削減等によるコスト削減に効果がみられることを明らかにし、また主食用米と同一品種による一括管理方式においては主食用米と栽培様式を統一することになるため、作業の一貫性ができることで効率性の向上が見込まれることを明らかにした。 また、耕畜連携・産消連携によるフードシステムモデルとプロトコルの確定と提案のために耕種、養豚業の聞き取り調査を行うとともに、それをもとに連携のためのプロトコルを整理した。取引における飼料用米の態様も玄米・籾米を丸粒・破砕の組み合わせが存在し、耕種(飼料用米生産)側と養豚業との取引関係は直接取引、耕種が生産した飼料用米をJAが集荷し特定の畜産業者に提供する方法、飼料用米をJA組織を介して配合飼料業者に提供する方法などがあり、さらに乾燥調製、保管、輸送の各費用の負担者が飼料用米生産者である場合と畜産業者である場合があり、非常に多様であることを明らかにした。このような状況下においても取引を開始する場合のプロトコルは耕種側、畜産側であらかじめ決めておく項目、協議によって決める項目があることを明らかにした。また、その場合の取引開始のための判断材料の提供を目的としたシミュレーション用表計算ソフト用ファイルを作成した。 |
カテゴリ | 乾燥 経営管理 コスト 収量向上 飼料用米 施肥 大豆 肉牛 品種 豚 輸送 輪作 輪作体系 |