飼料用米によるストレス環境下での肉用鶏生産技術の開発

課題名 飼料用米によるストレス環境下での肉用鶏生産技術の開発
課題番号 2014027463
研究機関名 (国) 東北大学
東北大学 大学院農学研究科
研究期間 2010-2014
年度 2014
摘要 慢性暑熱環境下において、全粒籾米飼料(ME:3.1 kcal/g, 油脂11%)給与時には、トウモロコシ飼料(ME:3.1 kcal/g, 油脂5%)給与と比べ、成長低下ならびに酸化ストレスが増大した。このような暑熱感作時における全粒籾米給与によるマイナス効果は、予想に反して籾米の粉砕処理によりさらに大きくなったが、籾米の脱桴処理米、すなわち玄米の給与でその効果は抑制された。一方、全粒籾米飼料へのトレハロース添加により暑熱時の全粒籾米飼料給与によるマイナスの効果が緩和される可能性が示された。また、実用化試験レベルでは、夏期において肉用鶏の肥育後期から出荷日齢までの期間で、油脂含量を5-6%に制限した粉砕籾米および玄米飼料の給与試験を実施した。その結果、粉砕籾米および玄米飼料でも、トウモロコシ飼料の給与時と同様の成長ならびに産肉成績が示された。以上のことより、暑熱環境下における飼料用米給与時には、①籾米飼料の油脂含量を5-6%に制限する、②脱桴処理した玄米の形状で給与する、あるいは③機能性資材トレハロースを添加する、これらのいずれかを実施することで効果的にストレスを緩和し、トウモロコシ飼料と遜色ない生産性が見込めることが明示された。
カテゴリ 機能性 出荷調整 飼料用米 とうもろこし

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