課題名 | 果菜類の高品質化・生産性向上に資する品種・系統の育成 |
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課題番号 | 2015027807 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
HRC(ラオス) CARDI(カンボジア) ベトナム植物遺伝資源センター 京都産業大 信州大 岡山大 筑波大 鹿児島大 学 名城大学 各県公設農業研究所 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2015 |
摘要 | ナス科野菜の先導的品種・系統開発に関しては、_x000D_ a) 「トマト安濃交8号」及び「トマト安濃交9号」の育成系統評価試験を実施し、「トマト安濃交8号」は育成系統評価試験を継続することとし、「トマト安濃交9号」は長期どり養液栽培で高品質・多収性を示したため、品種登録出願することとした。_x000D_ b) 単為結果性と細胞質雄性不稔(CMS)を併せ持つ完全種なしナス品種の育成には至らなかったが、戻し交雑を進めるとともに、育成過程で問題となった葉枯れ症状の原因を解明するための材料を得た。_x000D_ ウリ科野菜に関しては、_x000D_ a) キュウリ黄化えそ病抵抗性の「きゅうり中間母本農7号」を品種登録出願し、効率的選抜が可能なDNAマーカーを開発した。_x000D_ b) 加工・業務用適性を有する完全ブルームレスでイボ・トゲの無いキュウリ品種候補系統「キュウリ安濃交6号」の品種登録出願の可否を判断し、葉枯れ症状や果実の生理障害の理由により品種登録出願しないこととした。_x000D_ イチゴの先導的品種・系統開発に関しては、_x000D_ a) 東北各県における系統評価試験により、寒冷地向きで良食味かつうどんこ病抵抗性である四季成り性品種候補系統となる有望系統 を選定した。_x000D_ b) 暖地向きで良食味である四季成り性品種候補系統イチゴ「久留米64号」は果実硬度及び収量性の低さなどから品種登録出願しない こととした。_x000D_ c) 高設少量培地耕に適した多収系統としてイチゴ「久留米67号」を品種候補系統として選定し、育成系統評価試験に供試することと した。_x000D_ d) 草型、根部形態評価など少量培地耕適性の評価法に基づき、高設少量培地耕に適した多収系統として、系統選抜試験で4系統、生産力検定試験で1系統を選抜した。_x000D_ _x000D_ このほか、_x000D_ a) 船便によるイチゴ輸出に適したパッケージ方法を開発するとともに、ベトナム・ラオス・カンボジアの研究機関と連携して、遺伝 資源の探索・収集、特性評価を実施した。_x000D_ |
カテゴリ | いちご 遺伝資源 うどんこ病 黄化えそ病 加工 きゅうり 施設園芸 生理障害 多収性 単為結果 DNAマーカー 抵抗性 トマト なす 評価法 品種 輸出 養液栽培 良食味 |