課題名 | 多様な農業情報の効率的収集技術及び統合利用技術の開発 |
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課題番号 | 2015027832 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
東京大学 宮城農業試験場 信州大学 東京工業大学 (株)夢ファーム 農環研 (農)ファーム・おだ (農)能代グリ ーンファーム常盤 広島大学 (株)富士通総研 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2015 |
摘要 | 作業進捗、作物生育、生産環境データの収集・可視化技術開発に関しては、 a) オープン・フィールドサーバ及び高精細カメラモジュールの普及に向けた公開コンテンツ及び長期安定運用のための支援ツール類 を作成した。また様々な現地での長期運用試験から十分な安定性や現場適用性を有していることを実証した。移動作業型フィールドサーバについては不整地安定性や計測汎用性などを実証し、実運用に向けた今後の課題を明らかにした。 b) タイ東北部における水稲とキャッサバの二毛作、北部山岳地域の野菜(キャベツ)生育シミュレーションシステムのためのパラメ ータセットと栽培データセットを整備し、実運用体制を整えた。また、モデルフレームワークでは大規模な時系列データの取扱性を改善し、既往のモデルに適用した。 c) 開発した作業計画・管理支援システム(PMS)の現地実証において、作業や圃場環境などのデータ入力を省力化するための車載作業記録や無人航空機(UAV)空撮、圃場設置センサ類の利用とデータ連携の有効性、及び収穫作業計画作成機能の有効性を確認した。ま た雑草量観察データに基づくダイズ防除適期予測により雑草防除作業計画の適正化が可能であることを確認した。 d) 農業生産工程管理データ表現形式FIX-pmsの仕様拡張とAPI改良により、共通仕様整理と応用実装に向けた企業体(ICTベンダ)等との実装協議を進め、技術体系データベース利用の共通書式や市販多圃場営農管理システム間の共通データ交換形式の実装に反映した。 高度生産管理システム開発に関しては、 a) 既往の多様な農業経営分析システム類のデータや機能を連携させる統合的な農業経営分析システムのプロトタイプを改良した。ま た、農業技術体系データベース(含む作業ノウハウ体系化ツール)の普及を図った。 b) 圃場内におけるGPSロギング点数が多い程作業判定精度が向上する可能性を見出した。 c) 農業現場において経営的な損失となる事故の防止を目的として、事故発生リスクを低減する改善活動を支援する農作業リスクアセ スメントシステムを開発した。開発したシステムを利用することにより、効果的な改善活動を継続して行うことが可能となる。 |
カテゴリ | 病害虫 ICT 環境データ 管理システム キャベツ 経営管理 雑草 GPS 省力化 水稲 大豆 データベース 二毛作 防除 ロボット |