課題名 | 高品質・高付加価値で省力栽培適性に優れたカンショの開発 |
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課題番号 | 2015027868 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
(株)三栄源エフエフアイ (株)霧島酒造 (有)コウワ 沖縄県農業研究センター 岡山大学 東海大学 かずさDNA研究所 韓国農業科学研究所 鹿児島大学 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2015 |
摘要 | 原料用カンショの育成に関しては、高アントシアニンの有望系統「九州180号」は、高い色価を示し、実需者評価が良好であったことから、品種登録出願することとした。また、低温糊化でん粉系統「九州175号」は、いも収量、でん粉収量ともに「こなみ ずき」並みで、でん粉白度も優れ、品種候補として高い地域適応性を示すことを明らかにした。 多収で直播栽培適性に優れ生産コストが削減できる原料用品種の育成に関しては、直播栽培適性を有する「九州177号」の直播栽培で の収量は「ムラサキマサリ」を上回り、ミニプラント醸造試験では、純アルコール収得量が「コガネセンガン」と同等かやや上回り、官能評価も優れていたことから、品種登録出願することとした。 食用・加工用カンショの育成に関しては、高品質で病虫害抵抗性に優れる有望系統について、肉質がやや粉質の良食味系統「九州161 号」について、いもの形状や大きさの揃いが良く、焼きいも適性も「ベニアズマ」並に高いことから、品種登録出願することとした。 このほか、 a) 地上部収量やポリフェノール含量が高い茎葉利用型カンショ系統「九州184号」を品種登録出願することとした。 b) カンショの低温糊化性でん粉の遺伝的背景やマルトース生成過程を解明した。 |
カテゴリ | 病害虫 加工 かんしょ 高付加価値 コスト 直播栽培 抵抗性 品種 良食味 |