課題名 | 新たな付加価値を持つ多用途サトウキビ品種の育成と高度利用技術の開発 |
---|---|
課題番号 | 2015027869 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
トヨタ自動車(株) 鹿児島県農業開発総合センター 沖縄県農業研究センター 徳之島町 鹿児島県大島支庁 永吉フ ァーム |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2015 |
摘要 | サトウキビの製糖用品種育成に関しては、早期収穫への適性を持ち、多回株出し試験で選抜された「KR05-619」等を熊毛 向けの奨励品種決定試験等に供試して、品種化に向け検討することとした。 用途拡大と高度利用を可能にする品種の育成に関しては、 a) 砂糖・エタノール複合生産に向けた有望系統の生産力評価から、可製糖量が多く無マルチでも株出し多収で、黒穂病抵抗性が「強 」である「KY06T-560」を有望系統として選抜した。 b) 飼料用サトウキビについては、黒穂病抵抗性「極強」で、株出しや低温期の生育に優れる「KR09-6092」を有望系統として選抜した。 c) 飼料用サトウキビサイレージを用いた子牛育成用発酵TMRでも、十分な増体が得られ、利用可能であることを明らかにした。 このほか、 a) 黒穂病の未発病個体でも、ダイレクトPCRで黒穂病菌ITS領域を検出することで、感染の有無を判定できることを明らかにした。 |
カテゴリ | さとうきび 飼料用作物 抵抗性 品種 |