| 課題名 | 災害リスクを考慮した農業水利施設の長期安全対策技術の開発 |
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| 課題番号 | 2015027879 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 協力分担関係 |
岡三リビック(株) 成功大学(台湾) 北陸農政局西北陸土地改良調 査管理事務所 近畿農政局南近畿土地改良調査管理事務所 日本水土総合研究 所 NTC コンサルタント(株) 三祐コンサルタント(株) |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2015 |
| 摘要 | 影響度評価を導入した照査手法の開発に関しては、 a) ため池やパイプライン等における液状化を防止するための細粒分を含む土の締固め管理方法に関して、三軸せん断試験を利用して 初期せん断応力と乾燥密度が地震時強度低下特性に与える影響を明らかにした。 b) 平成26年度までに開発した、一つのボーリング孔の複数深度で試験可能な「多段式原位置回転せん断試験機」及びその原位置試験 機について、試験方法をマニュアル化し、土地改良事業設計指針「ため池整備」に反映された。 c) 農業用パイプラインの減災対策技術の一つである更生管の信頼性を検証するため、異なる地盤条件において埋設されたパイプの内 外圧負荷時挙動について検討し、劣化した既設管が更生管の挙動に与える影響を解明した。 d) 津波越流に対して高い抵抗性を持つ堤防の新工法(被覆ブロックと盛土をジオテキスタイルで連結)を考案し、従来式堤防の被災 メカニズムと併せて、その高抵抗性を実験的・理論的に明らかにした。 e) 実際のダムの地震観測記録からダム堤体の卓越振動数を抽出する適切な手法を提案し、入力加速度に対する卓越振動数の非線形的 減少傾向を確認した。 f) フィルダムの耐震・減災対策の向上のため、模型実験の分析と数値解析によって、堤体の材料物性や形状及び入力地震の違いがフ ィルダム堤体の地震時変状進行に与える影響とフィルダム堤体の地震時の変状進行機構を明らかにした。 g) 平成26年度までに開発した農業用フィルダムの地震波伝播特性の時間・空間変動特性の評価技術について、観測データを基にした 検証を行い、有効性を確認した。 h) 地震観測記録に基づく地震波伝播速度解析や衛星測位記録に基づく変状量推定結果を活用して地震動がダム堤体の地震波伝播速度 に与える影響とその回復特性を評価する技術の開発、既設観測施設の高度化や低コスト観測装置の導入による詳細評価技術の開発を行った。 農村地域に広がる施設群全体のリスク評価技術に関しては、 a) ため池の豪雨被害リスク軽減のため、取水による貯水率の減少度合と降雨による増加度合の簡単な関数表現化を行い、低水位管理 時の利水運用ルール策定のための利水余裕度検討手法を提案した。 b) 農業水利施設群の脆弱性評価に基づく災害リスク低減手法を開発するため、基幹農業水利施設を対象とした脆弱施設の抽出、復旧 日数、復旧までの損失額のケーススタディを実施し、復旧曲線やボトルネック指標を用いることで施設群の弱点となる施設を容易に抽出できることを明らかにした。 |
| カテゴリ | 乾燥 管理技術 抵抗性 低コスト 評価法 水管理 |