課題名 |
産地に応じて抵抗性品種と薬剤防除を適宜利用するイネ縞葉枯病の総合防除技術の開発 |
研究機関名 |
茨城県農業総合センター農業研究所
|
研究分担 |
病虫研究室
|
研究期間 |
新H27~29 |
年度 |
2015 |
摘要 |
目的:イネ縞葉枯病の効果的な防除手法を検討するため、①水田ほ場でのヒメトビウンカのイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率の変動を把握する。②また、麦類ほ場への効果的な散布時期について検討する。③育苗箱施薬の処理効果を検討する。、結果:①ヒメトビウンカの保毒虫率は「コシヒカリ」栽培圃場では、成虫では7月下旬、8月中旬および下旬で高く、幼虫では8月中旬に高かった。「あさひの夢」栽培圃場では、成虫では8月中旬にやや高く、幼虫では7月上旬にやや低くなったが、その他の時期に大きな変化はなかった。②ブプロフェジン水和剤を小麦の赤かび病防除1回目と併せて散布することで効率的に防除できる可能性があると考えられた。③ヒメトビウンカを対象とした育苗箱施薬を行うと、イネ縞葉枯病の発病茎率を低く抑えることができ減収を軽減できた。イミダクロプリド粒剤では、播種時処理は移植当日処理と比較して同等からややまさる発病抑制効果であった。
|
カテゴリ |
育苗
小麦
縞葉枯病
水田
総合防除技術
抵抗性品種
播種
ヒメトビウンカ
防除
薬剤
|