課題名 |
②切り花の省力・低コスト・安定生産技術の確立、ア 補光用LED利用による切り花類の品質および生産性向上技術の確立 |
研究機関名 |
栃木県農業試験場
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研究分担 |
花き研究室
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研究期間 |
完H25~、27 |
年度 |
2015 |
摘要 |
目的:LEDを利用したスプレーギク、バラ、トルコギキョウの冬季栽培における生産性向上、品質向上につながる技術を確立する。、成果:スプレーギクでは、生殖成長期の赤色LED補光下における低温管理は、茎径の太さに影響はなく切り花重の増加も見込めなかった。また、積極的にわい化剤処理を行うことにより、節間伸長を抑え茎が太くなる傾向が見られ、調製重を増加させる効果が確認でき規格向上につながると考えられたが、処理回数によって上位規格の目安となる切り花長の確保が難しくなる傾向が見られた。バラでは、赤色および緑色のLEDのうちLED赤を用いた補光が生産性向上につながると考えられたが、光強度の違いによる影響は判然としなかった。赤色のLED照射における照射時間帯及び照射位置の違いが生産本数、切り花品質に及ぼす影響は判然としなかった。 トルコギキョウにおける発蕾前後の生育ステージ別の遠赤色LED補光処理は開花までの期間短縮の効果が期待できたが、照射により茎が細く、照射照度が高い方が収穫時の開花輪数が少ない傾向が見られ、照射照度は0.05 W/㎡程度が適当であった。
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カテゴリ |
きく
低コスト
トルコギキョウ
ばら
わい化
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