12 緑肥等による赤黄色土の土壌改良技術の開発、2)地域有機物資源を活用した土壌改良効果の高い堆肥の開発、(3) 地域有機物資源を活用した土壌改良効果の把握と作物栽培実証

課題名 12 緑肥等による赤黄色土の土壌改良技術の開発、2)地域有機物資源を活用した土壌改良効果の高い堆肥の開発、(3) 地域有機物資源を活用した土壌改良効果の把握と作物栽培実証
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 生物資源G
研究期間 新H27~29
年度 2015
摘要 【目的】能登地域で入手し易い地域有機物資源を活用した土壌改良技術を開発するため、能登地域で入手可能な有機物資源の探索と成分特性等を把握する。、【成果】今年度調査した地域有機物資源は、廃菌床(シイタケ)、廃菌床堆肥(シメジ)、廃ほだ木、松葉堆肥の4種類であり、このうち廃菌床(シイタケ)、廃菌床(シメジ)、松葉堆肥は堆肥と同等に取り扱いできる可能性が示唆された。一方ほだ木に関しては、運搬や粉砕、堆肥化等が必要と考えられた。廃菌床(シイタケ)、廃菌床堆肥(シメジ)、松葉堆肥について、発芽試験を行なった結果、コマツナの発芽率は、いずれの試験区でも90%以上となり、基準である80%を上回ったが、松葉堆肥ではやや根の曲がりが見られた。また、ポット試験での各処理区のコマツナの生育は、廃菌床(シイタケ)や松葉堆肥を施用した区では葉長や生体重が対照区と同等であり、作物に生育阻害は見られなかったが、廃菌床堆肥(シメジ)施用区では、生体重が対照区より劣り、4t/10a施用では葉長も伸びず、生育阻害が見られた。この生育阻害の原因をみるため、培養法による窒素無機化特性をみたところ、廃菌床堆肥では初期に窒素の取り込みが見られ、その後放出されず、窒素飢餓の状態になると示唆された。廃菌床堆肥を施用する際は、窒素の取込みが懸念されるため、窒素の補給が必要であることが明らかとなった。
カテゴリ こまつな しいたけ 土壌改良

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