4 里山に自生するサルナシ(果樹)を使った加工品開発と販路開拓、1)機能性成分分析

課題名 4 里山に自生するサルナシ(果樹)を使った加工品開発と販路開拓、1)機能性成分分析
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 流通加工G
研究期間 継H26~28
年度 2015
摘要 【目的】 輪島市の池口農園が自然採集したサルナシ(Actinidia argute )に含まれるビタミンC、総ポリフェノール、抗酸化力、タンパク質分解活性を分析する。今年度は各成分の年次変動を調査するとともに、それらを原料とした加工品の機能性成分を分析した。、【成果】 ビタミンCは、皮ありが337.7、皮なしが294.0(mg/100g FW)で、皮ありのほうがやや高かった。昨年度(264mg/100g)と比較するとやや今年の方が高かった。また、加工品についてはゼリー25.0、ソース398.6、アイス51.3(mg/100g)であった。総ポリフェノールは、皮ありが301.8、皮なしが147.8(mg/100g)であり、皮ありのほうが高かった。昨年度は263mg/100gであり、今年のほうがやや高かった。また、加工品についてはゼリー64.8、ソース64.3、アイス12.9(mg/100g)であった。抗酸化力は、皮あり1804.9、皮なしが2171.4(μmol Trolox相当/100g)であった。また、昨年度(1339.8μmol Trolox相当/100g)と比較して今年度はやや高かった。また、加工品についてはゼリー435.9、ソース544.6、アイス884.9(μmol Trolox/100g)であった。タンパク質分解活性は、皮あり9.94、皮なし6.52(mgパパイン相当/ml果汁)であった。昨年度(6.52 mgパパイン相当/ml果汁)と比較してやや高い結果となった。また、加工品についてはタンパク質分解活性は見られなかった。以上の結果より、サルナシの機能性成分は皮付近に多く存在することが分かった。
カテゴリ 加工 機能性成分 さるなし

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